
2014年11月20日
色々な風景に出合いますが、今は朝日に輝く黄金色のイチョウが最高です。 走りながら、患者さんのことを考えます。今年も幸の鳥の不妊治療成績は好調ですが、どうしても、一緒にがんばっていてまだ成果が出るのがもう少し先の人のことを考えてしまいます。しっかり汗をかいて、強めのシャワーを浴びてリセット。
「さあ、今日もがんばるぞ」
日頃からたくさんの患者さんと治療の不安や悩み、最近の出来事、趣味のことなど、主にメールでやり取りします。その中で、患者さんの家族の端くれに入れてもらったような気分になることもよくあります。
患者さんの「お母さんになりたい、お父さんになりたい」 強い願いを託されて、逃げたいようなプレッシャーを感じることも、どのようにするのがいいのか悩みもがくこともあります。しかし、日々の勉強、様々な治療の工夫を重ね、一通でも多く喜びのメールをいただけるように、全力でがんばりますね。
幸の鳥レディスクリニック 院長 ささ山 高宏
2014年6月12日
今日はあいにくの雨天です。しかし厚い雲の上ではいつも願いを叶えるべく無数の星が輝いています。今年も患者さんに、短冊に熱い願いを書いてもらいました。ひとつでも多くの願いが星に届き、いっぱいの笑顔が見れますように僕たちは全力で応援します。
幸の鳥レディスクリニック 院長 ささ山 高宏
2014年6月12日
クリニックの玄関に、日本代表青山選手のユニホームを飾って応援しています。僕たちも患者さんとともに、正確で気持ちのこもったパスをやりとりしながら患者さんにとって最高のゴールをアシストします。
幸の鳥レディスクリニック 院長 ささ山 高宏
2014年1月1日
あけましておめでとうございます。
正月は、おせちの中でカズノコ、たいの真子、イクラ、めんたいこ等を今年もたくさんの皆様が妊娠されることを願いながら、しっかり食べました。
昨年は体外受精だけでも300人以上の方が妊娠されたことも良かったですし、タイミングや人工授精でもたくさんの方から喜びの声をいただき本当にうれしく思いました。
さて、サンフレッチェも最終日に逆転でJリーグを連覇し、カープも広島と縁のない方々からの支持も厚く、カープ女子も増え、おかげさまでCSシリーズに初めて出場できました。
しかし、サンフレッチェはゴールキーパーの西川選手がレッズに、カープは大竹選手が巨人へFAと主力選手が移籍する現実もあります。
サンフレッチェも、カープも、若い選手を育成して戦力としていくというチーム作りを忘れず、ますます激しい、ビッグチームへのチャレンジ精神を持って戦ってほしいと思います。
幸の鳥も負けずに、しっかりと皆様の気持ちに寄り添い、皆様の幸せのために尽くすという精神を堅持して診療にあたります。
今年も一緒に、ぼつぼつがんばりましょう。
平成26年 元旦
幸の鳥レディスクリニック
ささ山 高宏
2013年12月15日
12月15日 クリスマスライブにたくさんの人が来てくださいました。
ギター、バイオリン、バンジョー、マンドリンによる軽やかで楽しいアメリカンカントリーの世界が、幸の鳥中に広がりました。
皆さんの幸せいっぱいの手拍子や笑顔を見ていると、なんだかうるっとしました。
幸の鳥レディスクリニック
ささ山 高宏
2013年11月1日の朝
夏には自転車で北海道をツーリングしてさわやかな風を感じてリフレッシュしました。今、休日にはカルチャーセンターで日本画を習っています。2時間ほど全てを忘れて絵に向かいます。この歳で何かを教えて戴くのは楽しいですね。
最近、県内では広島市、東広島市、三次市等、さらに遠方の山口県、中四国の各地からも来院されており、患者さんのお母さん、お父さんになりたい強く熱い気持ちに応えるため気の抜けない毎日が続いています。
無精子症、ED等の男性不妊の患者さんも多く来院され、TESEも増えてきました。最近では45歳や46歳の患者さんが妊娠されました。高齢の患者さんも多く、40代半ばになりますとなかなかスムーズにはいきませんが、不妊治療は赤ちゃんになれる卵子と出会うのを待つことだとつくづく思います。
以前メンズジネコの文中でお話しした2組のご夫婦も妊娠されて嬉しく、また、ほっとしました。
さあて、今日も来られる皆さんといろんな話をしながら頑張ります。
幸の鳥レディスクリニック ささ山 高宏
2013年 元旦
元日、初詣の帰り
空にシャボン玉が、プカリ プカリ、
いくつも いくつも、浮いていた。
どこからだろう。
不思議に思いながら
手の中にシャボン玉をいくつかひろった。
少し離れたビルの屋上で
4人の若い人がシャボン玉をふいていた。
彼らはぼくに、大きく手を振った。
ぼくも振り返した。
風にのって、ぼくのそばに
シャボン玉がおりてくる。
最高のおとし玉。
ぼくのところに来られる患者さんに
たくさん幸せが降りてくるような気持ちがして
ぼくは大切に、
シャボン玉をそっと手の中につつんだ。
この1年で、体外受精だけでも
200人を超える方が 妊娠されました。
今年も毎日を大事にしながら、
いっしょに、歩いて行きましょう。
2012年12月
傑作 生きてる意味は何だろう |
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医者という仕事に就きたくさんの患者さんとお会いしてきました。
最近ますます、一人一人いとおしく大切に思うようになりました。
今回ミニコンサートの最後に僕の弟がつくった「傑作」を歌いました。
僕は、人は誰もがこの世でただひとつ、神様がつくられた最高の傑作と信じています。
来院される患者さんの気持ちもからだも大事に治療にあたり、ますます幸せになられるように全力でがんばりたいと思います。
今年も当院の治療で妊娠し出産された方から喜びの声をたくさんいただきました。

2012年9月
卵巣での卵子の数の状況を知る方法として最近、血液検査で抗ミュラー管ホルモン(AMH)を調べることが行われています。当院でも不妊治療で来院された患者さんに、抗ミュラー管ホルモン(AMH)の検査をしています。
お母さんのお腹に居る妊娠22週ごろまでに、すべての卵子はつくられます。その数は約700万個です。その後卵子はつくられず数は減少し、産まれたときには約200万個になります。
初経が発来するころには約30万個となり、その後も減少し37歳くらいで8万個、40歳で1万個と加齢とともに減少します。その人の持つ卵子のストック(卵巣予備能)を反映する数字が抗ミュラー管ホルモン(AMH)値です。
値が高いと卵巣予備能がしっかりあり、低いと卵子のストックが減少しているということです。
抗ミュラー管ホルモンは、年齢とともに減少するだけではなく個人差もあり20代や30代前半の方でもかなり低値の場合があります。
ただ本人は気付いていませんが、抗ミュラー管ホルモンが低くても妊娠出産して普通に生活している人もいます。つまり抗ミュラー管ホルモンは持っている卵子の数を反映しますが卵子の質や閉経の時期と直接関係するものではなく、妊娠のしやすさを示すものでもありません。自分の抗ミュラー管ホルモンの値を知っておくことは大事だと思います。それぞれの人の人生や人生観によってさまざまな意味を持つ数字と思います。
自分の思っていること、生き方などについて医師としっかり話しましょう。自分の抗ミュラー管ホルモン値の持つ本当の意味を正しく理解して、正しく利用しましょう。
人は幸せになるために生きています。そのために役立つものと思います。

2012年4月
卵巣年齢、卵子の老化..."クローズアップ現代"などマスコミで年令の高い人の希望を断つような情報の数々で混乱している人もたくさんいらっしゃるでしょう。しかし40代の妊娠はいくらでもありますし、不妊治療の主役は40代です。今までの自分の人生を大切にしながらマイペースでトライしましょう。
もちろん治療によって毎回妊娠するわけではありません。患者さんといっしょに悩み、がんばる日々は続きます。「先生を信じているから」と、言われてドキッとしたあと、じんわりと目頭があつくなります。悩み考えるのは先生の役目です。毎日を楽しくすごし、治療にはロマンを求め、ぼつぼつ行きましょう。
去年は約600件の体外受精で胚移植をしました。
体外受精をした人の割合は、35歳以上の人が76%、そのうち40歳から50歳までの人が36%で、平均年齢は39歳でした。体外受精の妊娠率は32.5%、凍結卵の移植は43.8%の妊娠率。40歳代の患者さんががんばってくれたからこの成績になりました。
患者さんが希望を持ち続けるかぎり僕はいっしょに歩いていきたい。
2012年9月

2011年10月
最近は、不妊治療に対する認識も変わり、前よりも早めに受診する患者さんも増えて きています。治療を始めてすぐに妊娠され、喜ばれる患者さんもたくさんおられます。 一方で、治療に時間のかかる方もいらっしゃいますが、妊娠しなかった治療周期を しっかり検討し、卵巣の刺激や、培養液等をかえたり、その周期を活かしていくことで、 妊娠につながっていきます。その積み重ねの中で難しい状態の方でもお母さんになって いきます。治療をしている時にこそ、妊娠する可能性が大きく広がる時だと、明るく前 向きな気持ちで治療を受けましょう。
治療も通院も、自分がよりしあわせになるための一歩、と考え、体外受精やクリニック は、そのために上手に使う、というような気持ちで来院されてください。また、仕事や 家事、趣味と治療の両立はできますし大切な事です。そのためのクリニックとしての協力 も大事だと考えています。
不妊治療はロマンです。医師としっかり話をして充分にお互いを知り、信頼しあって、
大らかな気持ちですすみましょう。

幸の鳥レディスクリニックでは、40代の患者さんが体外受精症例の約3分の1を占めますが、現在 では顕微授精、胚盤胞移植、受精卵の凍結保存やアシストハッチング、子宮内膜刺激胚移植法(SEET)、 TESE等の技術や、受精卵培養の工夫によって、40代でも20%以上の妊娠率を認めます。
患者さんと直接話す時期を大事にする事で、患者さんの心に寄り添い、納得のいく治療が出来ると 信じています。メールや電話でのやりとりも悩みや不安の素早い解消につながっています。来院される 患者さんを本当にいとおしく思います。皆をお母さんにしてあげたい!!
2010年12月
不妊外来も飛躍的に増え1年間で体外受精により600件以上の受精卵の移植を行い、不妊治療で300人近い人が赤ちゃんにめぐり会う事が出来ました。
更年期症状、月経痛、月経不順に悩む患者さん方も症状が軽快し、喜んでいただけました。クーポン券の効果もあり子宮頸がん検診に来られる方も増え、マスコミの情報等から子宮頸がんが予防できる事が周知され高校生等若い人も子宮頸がんワクチンの接種に来院されました。女性のいろいろな悩みに向かい合うことができた1年だと思います。

幸の鳥レディスクリニックが体外受精を開始して15年目に入ります。医師、培養士、看護師、不妊相談士等スタッフと患者さんで気持ちと力を合わせてやってきました。患者さんと一緒に悩んで、泣いて、喜んでの毎日です。これからも、患者さんが来られたときに気持ちや身体の様子が顔の表情ひとつで分かるように、患者さんの心のそばにそっと寄り添った医療を続けていきたいと思います。
一緒に頑張ってきた患者さんが生まれた赤ちゃんを抱いて顔を見せてくれるときほど幸せな事はありません。この幸せを、いま治療をしている人のために、さらに大きく熱いエネルギーに変えてこれからもがんばります。
僕からはつないだ手を離さないから、しっかりついてきてくださいね。
2009年12月

1997年の開業以来13年間で、幸の鳥レディスクリニックでは約1万人の赤ちゃんが生まれました。また体外受精等の最先端不妊治療により、1年間に250人以上の不妊患者さんがお母さんになり心から待ちわびた赤ちゃんを抱くことができています。
月経不順、月経痛、更年期障害、膣炎等様々な症状の方のお悩みにも応えてきました。ただ、毎日の診療をしながら何年間も心苦しく思っていたことがあります。患者さんのお話しをゆっくり聴く時間が少ないことです。もっともっと患者さん一人一人としっかり話をしたい。その中でお互いを知り、患者さんの心からの痛みや訴えを理解することで患者さんに大きな安心と満足が提供出来るのではないか。
初期の妊婦検診等はしますがお産をとることはなくなります。ホームページで9月に発表して以来たくさんの方からとても残念だ、続けて欲しいとメールや手紙や電話をいただきました。分娩はいろいろ苦労もありますが患者さんとがんばって、かわいい赤ちゃんの産声を聞いて、一緒にほっとして喜んで...。
妊婦さん、ごめんなさいね。これからはその分、不妊患者さんや婦人科の患者さんと、いっぱいお話しして力の限り奉仕します。さらに研究をして新しくそして患者さん一人一人にあった医療を実践します。僕は患者さんがかわいくて仕方ありません。
いっしょにがんばろうね。
追伸
幸の鳥のお産の OG の方へ
子宮がん検診でも何でも、何もなくても「院長、元気?」と、会いに来て下さいね。
待ってるね。