顕微授精
採卵後、約4〜5時間前培養したのち精子と卵子をあわせます。
顕微授精(卵子細胞質内精子注入法:ICSI)
1匹の精子を卵子の中に注入し授精させます。当院では、ピエゾ(圧電素子)を用いてICSIを
行っています。圧電素子に電気を通した時に生じる歪みを利用し卵細胞膜を破る方法で、従来の
方法より卵細胞を損傷しないように精子を細胞質内に注入することができます。
胚盤胞移植
受精卵は2分割→4分割→6分割→8分割と分裂を続け、桑実胚を経て、およそ5日目には
胚盤胞とよばれる着床前の状態になります。
胚移植にはDay2、3に移植する初期胚移植と、Day5に移植する胚盤胞移植があります。
幸の鳥レディスクリニックでは胚盤胞移植が主流です。胚盤胞まで発育した良好胚は着床率が高く、移植数を少なくする
ことで多胎妊娠を予防することができます。
2分割〜4分割
8分割
胚盤胞
受精卵凍結保存
移植を行わなかった良好な受精卵は凍結保存することができます。
幸の鳥レディスクリニックでは超ガラス化法を用いた冷凍保存を行っています。
■対象
- 採取した卵子数が多く、卵巣過刺激症候群をおこす可能性が高いため胚移植をキャンセル した場合。
- 胚移植後に良好な余剰胚がある場合。一部を追加でDay5まで培養し、胚盤胞まで発育した ものを冷凍することもあります。
- 子宮内膜の状態により、胚移植キャンセルになった場合。
■その他
- 凍結時期は、受精後2〜3日目の初期胚での凍結、5日目の胚盤胞での凍結があります
- 受精卵は凍結保護剤を使用して液体窒素中で凍結し、半永久的に保存が可能です。
産科 婦人科 不妊治療 体外受精
幸の鳥レディスクリニック
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